フォークリフトを使う仕事を検討している方へ。まずは基本の基礎知識を説明しています。
フォークリフトも機械ですから故障が発生したり、異常をきたしたりすることもありますね。
そのような状態で操作すると思わぬ事故につながるケースも考えられます。
定期的な点検は非常に大事です。
フォークリフトには、労働安全衛生規則に基づき、１年を超えない期間毎に１回、自主検査(有資格者が行う)を行なうことが決められているんです。
いわゆる年次検査ですね。
また、その他にも月次検査や始業前点検といったものが決められています。
では、おのおのの検査ではどのような感じかことを行うのか見てみましょう。
まず、年次検査についてです。
年次検査では細かくわけて実に１０にわたるポイントの検査が必要とされています。
圧縮圧力や弁の隙間やその他原動機についての異常の有無、タイヤなどの走行装置の異常の有無、ブレーキなどの制御装置の異常の有無など細かくチェックします。
この年次検査は国家資格を持った検査者あるいは許可を得た検査担当業者でなければ行うことがまず無理なのです。法律改正とかでもあれば変化するでしょうが。
一方、月次検査や始業前点検は年次検査ほど細かい箇所まで検査するというわけではありません。安全の為に重要な点検なのでおろそかにしないように注意してください。
以上のことを踏まえ、安全な作業の遂行、効率的な稼働率、経費の削減の実現の為には車輌の法定検査が非常に重要です。
しっかり行うようにしたいですね。
もし、検査により異常が発見された場合には、速やかに修理や部品交換など、適切な処置を施すことを忘れないようにしてください。